横浜観光では、中華街、山下公園、赤レンガ倉庫、みなとみらいなど、複数の観光地を歩いて回れます。
ただし、地図上では近く見えても、一日かけて移動すると歩く距離はかなりのものです。立ち寄る順番を間違えると、同じ道を戻ったり、観光の途中で疲れてしまったりすることもあります。
この記事では、横浜に住む筆者が、半日・ライブやイベント前・1日の3パターンに分けてモデルコースを作成しました。
各スポットの滞在時間や移動方法、土日の混雑を避けるポイントも紹介します。
※記載している時刻と移動時間は目安です。施設の営業時間や交通機関の運行状況は、出発前に公式サイトをご確認ください。
横浜観光モデルコース3つを比較
今回紹介するコースは、次の3つです。
| 定番半日 | ライブ前 | 1日満喫 | |
|---|---|---|---|
| 所要時間 | 約5時間30分 | 約3時間 | 約8時間 |
| おすすめの人 | 初めて横浜を訪れる人 | 夕方からライブや観戦がある人 | 朝から夜まで楽しみたい人 |
| 出発地 | 元町・中華街駅 | 桜木町駅 | 元町・中華街駅 |
| 終了地点 | 横浜駅 | 各ライブ会場 | 桜木町・野毛 |
| 歩く量 | やや多い | 少なめ | 多い |
| 主な移動手段 | 徒歩・シーバス | 徒歩中心 | 徒歩・バス |
横浜らしい定番スポットを一通り見たい場合は、半日コースがおすすめです。
ライブやイベントが主目的なら、みなとみらいの屋内施設を中心に回り、開演前の体力を残します。
1日コースは、山手の西洋館から中華街、赤レンガ倉庫、みなとみらい、野毛まで巡る内容です。
効率よく回るための3つのポイント
横浜観光では、予定を詰め込むことよりも、移動の無駄を減らすことが重要です。
元町・中華街駅から山下公園、赤レンガ倉庫、みなとみらい、横浜駅の順に進むと、同じ道を戻らずに観光できます。
横浜中華街やみなとみらいのレストランは、12時前後から混み始めます。人気店を利用する場合は、開店直後または予約可能な時間を選ぶと安心です。
すべて徒歩で回ることもできますが、バスやシーバスを一度利用するだけでも疲れ方が変わります。特に夏場は、無理に歩き続けないことが大切です。
定番スポットを巡る半日モデルコース
中華街、山下公園、赤レンガ倉庫、横浜ハンマーヘッドを順番に巡るコースです。
最後にシーバスを利用して横浜駅へ向かうため、帰りの移動もスムーズです。
10:30元町・中華街駅からスタート
みなとみらい線の元町・中華街駅から出発します。
中華街を最初に訪れることで、昼食後は横浜駅方面へ一方向に進めます。
11:00横浜中華街で早めの昼食
土日の中華街は、12時前後になると多くの店で行列ができます。
食べたい店が決まっている場合は、11時台の入店または事前予約がおすすめです。店を決めずに訪れる場合も、混雑する中華街大通りだけでなく、関帝廟通りや市場通りまで確認すると選択肢が広がります。
休日は食べ歩きの店にも列ができます。複数の店を回る場合は、昼食時間を1時間から1時間30分ほど確保しておくと安心です。
12:30山下公園で海を眺めながら休憩
中華街を出た後は、山下公園へ向かいます。
横浜港に沿って遊歩道が続き、ベンチも設置されています。食後の散歩を兼ねて、30分ほど休憩するのに適した場所です。
13:15時間があれば横浜港大さん橋へ
横浜港大さん橋国際客船ターミナルは、赤レンガ倉庫やみなとみらいの街並みを海側から眺められる場所です。
屋上広場まで立ち寄る場合は、30分程度追加してください。歩く距離を抑えたい場合は、そのまま赤レンガ倉庫へ向かいます。
14:00横浜赤レンガ倉庫を散策
赤レンガ倉庫では、買い物や食事に加え、季節ごとのイベントも楽しめます。
イベント開催日は周辺が混雑するため、館内をじっくり見る場合は1時間程度を確保しておきましょう。
15:00横浜ハンマーヘッドで休憩とお土産選び
横浜ハンマーヘッドには、カフェやレストラン、横浜土産を扱う店舗が入っています。
ここまで歩いた後の休憩場所として利用しやすく、海沿いのデッキから横浜港も眺められます。
16:00シーバスで横浜駅東口へ
最後は、横浜ハンマーヘッドからシーバスに乗り、横浜駅東口へ向かいます。
シーバスは単なる移動手段ではなく、横浜港の景色を海側から楽しめる観光体験でもあります。歩き疲れた足を休めながら横浜駅へ移動できるため、半日コースの締めくくりに向いています。
シーバスは電車のように短い間隔で運航しているわけではありません。便によって寄港地も異なるため、当日はシーバス公式サイトで時刻表と運航状況を確認してください。時間が合わない場合は、馬車道駅または桜木町駅まで歩く方法もあります。
ライブ・イベント前の体力温存モデルコース
ライブやスポーツ観戦がある日は、観光で体力を使い切らないことが大切です。
中華街まで足を延ばさず、桜木町駅からみなとみらいの商業施設を通り、各会場へ向かいます。
11:00JR桜木町駅からスタート
桜木町駅から動く歩道を利用し、横浜ランドマークタワー方面へ向かいます。
ランドマークプラザ、クイーンズスクエア横浜、MARK IS みなとみらいが連なるため、屋内を中心に移動できます。
11:30みなとみらいで早めの昼食
土日のレストランは12時前後から混雑します。予約できる店を選ぶか、11時台に入店するのがおすすめです。
筆者の経験では、観光客が集まりやすい商業施設のレストラン街より、MMテラス、横浜野村ビル、横浜シンフォステージなど、オフィスを併設した施設の飲食店が土日は比較的利用しやすい傾向にあります。
ただし、大型イベントの開催日は周辺全体が混雑するため、通常より早めに行動してください。
13:00臨港パークで短時間の散歩
天候が良ければ、臨港パークで横浜港を眺めながら休憩します。
芝生やベンチがあり、観光を詰め込みすぎずに横浜らしい景色を楽しめる場所です。暑い日や雨の日は無理に立ち寄らず、商業施設内で過ごしてください。
14:00グッズ販売や入場時間に合わせて会場へ
みなとみらい周辺の主な会場と、観光後の動き方をまとめました。
| 会場 | 主な最寄り駅 | 観光後の動き方 |
|---|---|---|
| Kアリーナ横浜 | 横浜駅・新高島駅 | 臨港パークから海沿いを横浜駅方面へ進みます。退場時のルートが指定される場合もあるため、公演ごとの案内を確認してください。 |
| ぴあアリーナMM | 桜木町駅・みなとみらい駅 | ランドマークプラザやクイーンズスクエアから移動しやすい会場です。 |
| KT Zepp Yokohama | 新高島駅 | 新高島駅周辺のオフィスビルやカフェから向かうと、歩く距離を抑えられます。 |
| 横浜アリーナ・日産スタジアム | 新横浜駅周辺 | みなとみらいとは別のエリアです。電車の乗り換えと駅周辺の混雑を考え、早めに新横浜へ移動してください。 |
開演前には、グッズ購入、写真撮影、同行者との待ち合わせなどにも時間がかかります。観光は昼食と1か所程度に絞り、開場時刻の1時間以上前には会場周辺へ移動しておくと安心です。
山手から野毛まで巡る1日モデルコース
横浜らしい歴史的な街並み、港の景色、グルメを1日で楽しむコースです。
山手からスタートし、坂を下って中華街へ移動。その後は横浜港に沿って、みなとみらい方面へ進みます。
9:30元町・中華街駅から山手へ
元町・中華街駅の6番出口からアメリカ山公園へ出ると、急な坂道を避けて山手方面へ向かえます。
港の見える丘公園まで歩き、横浜港とベイブリッジを望む景色を楽しみます。
10:00山手西洋館を2〜3館見学
山手エリアには、横浜市イギリス館、山手111番館、ベーリック・ホール、エリスマン邸など、複数の西洋館があります。
すべてを回ると時間がかかるため、1日コースでは港の見える丘公園周辺から2〜3館に絞るのがおすすめです。
開館状況やイベントは、横浜山手西洋館公式サイトで確認できます。
11:30横浜中華街で昼食
午前中に山手を歩いた後は、中華街で昼食を取ります。
人気店を利用する場合は予約が安心です。予約していない場合は、11時台の入店を目指すと、12時以降より選択肢が多くなります。
13:00山下公園を散策
山下公園で海を眺めながら、山手と中華街で歩いた後の休憩を取ります。
ここから先も歩く区間が続くため、疲れている場合は観光周遊バス「あかいくつ」などを利用してください。
13:45横浜港大さん橋から景色を眺める
大さん橋の屋上広場からは、赤レンガ倉庫、横浜ランドマークタワー、横浜港を一望できます。
横浜らしい写真を撮りたい場合に立ち寄りたい場所です。暑さや疲れが気になる場合は、省略して赤レンガ倉庫へ向かいます。
14:45横浜赤レンガ倉庫へ
赤レンガ倉庫では、買い物や季節イベントを楽しみます。
イベントの内容によって必要な滞在時間が変わるため、開催情報を事前に確認しておきましょう。
15:45横浜ハンマーヘッドと新港地区を散策
横浜ハンマーヘッドで休憩やお土産選びをした後、MARINE & WALK YOKOHAMAや汽車道方面へ進みます。
この時点で疲れている場合は、ハンマーヘッドからバスやシーバスを利用できます。
17:00みなとみらいで買い物または休憩
ランドマークプラザやコレットマーレなどで買い物を楽しみます。
夕食を野毛で取らない場合は、みなとみらいで夜景を見ながら食事をするプランも選べます。
18:00野毛で夕食
1日の締めくくりは、桜木町駅の反対側に広がる野毛エリアです。
居酒屋を中心に、焼き鳥、洋食、バーなど幅広い店があります。小規模な店舗も多いため、5人以上のグループは予約できる店を選ぶと安心です。
お酒を飲んだ後は、レンタサイクルや電動キックボードを利用せず、徒歩または公共交通機関で移動してください。
横浜観光で使える移動手段
横浜のベイエリアは歩いて観光できますが、短い徒歩移動を何度も繰り返すと、合計距離は長くなります。
疲れる前に交通手段を使うことが、最後まで快適に楽しむポイントです。
| 移動手段 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 観光周遊バス | 横浜駅、みなとみらい、赤レンガ倉庫、中華街、山手方面を移動したいとき | 道路の混雑や運行間隔を確認する必要があります。 |
| シーバス | 横浜駅、ハンマーヘッド、赤レンガ倉庫、山下公園を海上から移動したいとき | 便によって寄港地が異なります。 |
| baybike | 徒歩10〜20分程度の区間を短縮したいとき | 利用前にポートの場所と返却可能台数を確認します。 |
| タクシー | 暑い日、雨の日、荷物が多い日、複数人での移動 | イベント終了時はつかまりにくい場合があります。 |
「あかいくつ」などの観光路線を含む対象エリアで市営バスや地下鉄を複数回利用する場合は、みなとぶらりチケットが便利です。料金や適用範囲は横浜観光公式サイトで確認できます。
baybikeは、公式アプリからポートの場所や利用可能な自転車を確認できます。現地で登録を始めると時間がかかるため、利用予定がある場合は事前にbaybike公式サイトを確認しておきましょう。
混雑と暑さを避けるポイント
中華街の昼食は開店直後を狙う
土日の中華街は、12時前後から混雑します。
人気店を利用する場合は、開店時間に合わせるか、予約しておくのが確実です。昼の混雑を避け、中華街を夕食に回す方法もあります。
土日はオフィス併設施設も確認する
ランドマークプラザやMARK IS みなとみらいなどの大型商業施設は、週末になると飲食店も混雑します。
筆者の経験では、MMテラス、横浜野村ビル、横浜シンフォステージなど、オフィスを併設した施設の飲食店は、平日の昼より土日の方が利用しやすいことがあります。
ただし、公演や大型イベントの日は状況が変わります。
休憩場所を先に決めておく
山下公園、臨港パーク、横浜市役所周辺など、途中で休憩できる場所をコースに組み込んでおくと安心です。
特に夏は、屋外を長時間歩かず、商業施設内で定期的に休憩してください。
夏は自転車より屋内移動を優先する
夏のみなとみらいは、海沿いでも気温や日差しが厳しい日があります。
自転車を利用すると移動時間は短くなりますが、炎天下では負担も大きくなります。動く歩道、電車、バス、タクシーを優先し、無理のない予定を組んでください。
雨の日におすすめの横浜観光コース
雨の日は、桜木町駅からみなとみらいの屋内施設をつなぐコースがおすすめです。
桜木町駅から動く歩道でランドマークプラザへ
桜木町駅から動く歩道を利用し、ランドマークプラザへ向かいます。
ランドマークプラザからクイーンズスクエア横浜、MARK IS みなとみらいまで進めば、屋外を歩く時間を抑えられます。
YOKOHAMA AIR CABINでワールドポーターズ方面へ
桜木町駅からYOKOHAMA AIR CABINに乗り、運河パーク駅まで移動する方法もあります。
運河パーク駅から横浜ワールドポーターズへ向かえば、飲食店、映画館、屋内型の遊び場などを利用できます。
強風などにより運行状況が変わる場合があるため、当日は公式サイトを確認してください。
山手、中華街、山下公園、赤レンガ倉庫をすべて回ろうとすると、屋外移動が多くなります。雨天時はみなとみらいに範囲を絞り、残りのエリアは別日に回す方が快適です。
横浜観光モデルコースのよくある質問
横浜は半日でも観光できますか?
中華街、山下公園、赤レンガ倉庫の3か所に絞れば、半日でも観光できます。
大さん橋やみなとみらいの商業施設まで加える場合は、5〜6時間程度を見込んでください。
横浜観光に車は必要ですか?
今回紹介したベイエリアの観光に、車は必須ではありません。
電車、バス、シーバスが利用でき、主要スポットも比較的近い場所に集まっています。イベント開催日は駐車場や周辺道路が混雑するため、公共交通機関の方が動きやすい場合があります。
子連れにはどのコースがおすすめですか?
子連れの場合は、ライブ前コースを応用し、みなとみらいの商業施設を中心に回る方法がおすすめです。
屋内で休憩しやすく、天候に合わせて予定を変更できます。半日コースを選ぶ場合は、大さん橋を省略して歩く距離を減らしてください。
高齢者と一緒でも回れますか?
山手エリアは坂道があるため、1日コースより半日コースが向いています。
徒歩区間を減らし、「あかいくつ」やタクシーを組み合わせると負担を抑えられます。
横浜観光は行きたい場所より回る順番が重要
横浜観光を無理なく楽しむポイントは、元町・中華街から横浜駅方面へ一方向に進むことです。
初めての横浜観光なら、中華街、山下公園、赤レンガ倉庫、ハンマーヘッドを巡る半日コースが利用しやすいでしょう。
ライブやイベントがある日は、みなとみらいの屋内施設に範囲を絞り、早めに会場へ移動します。
朝から夜まで過ごせる場合は、山手からスタートして中華街、横浜港、みなとみらい、野毛へ進むと、横浜の異なる表情を1日で楽しめます。
すべて歩こうとせず、バスやシーバスを途中で取り入れながら、自分の体力と目的に合ったコースを選んでください。